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GB350 シート張り替え手順
 
張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。

GB350は一部タッカーが打ち込みにくい箇所がありますが、特に難しいところも無く張り替えしやすいシートです。
  
GB350 用 張り替えシート皮 商品詳細ページへ


前準備
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品
シートステーダンパーゴム(前側2箇所)

取り外しに必要な工具
10ミリのレンチ
シートステー

10ミリボルト2本を緩めて
シートステーを取り外します。ダンパーゴムは手でこじって外します。
張り替えやってみようのページを参考に古いシート皮を剥がし、防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。

シート皮に付属の防水ビニールは袋状になっていますので、シート状に切り開いて使用します。

GB350であれば、60cm×90cmほどのサイズにすれば足りるはずです。

  

step1 シート前後左右の仮止め
シート前後左右を仮止めします。

まずは前後、次に左右側を仮止めします。

仮止め後、シート皮が左右どちらか一方に寄っていないか確認してください。

片側に寄っている場合は、いったん針を外して再度仮止めします。
シート前部の裏側です。

左右のズレに注意して、画像のように中央と左右の3箇所にタッカーを打ち込みます。

仮止めの合わせ位置ですが、シート皮の縫い目とシートのフチがだいたい揃う感じの位置に合わせます。
下の画像もご参考ください。
シート前側です。

画像のような感じで、シート先端のフチとシート皮の縫い目が、おおむね重なる位置で仮止めします。
シート後部の裏側です。

左右のズレに注意して、画像のように中央に2〜3箇所タッカーを打ち込みます。

仮止めの合わせ位置は下の画像をご参考ください。
シート後部です。

画像の矢印部分、シート皮の縫い合わせからシートのフチまでが約8cmになる位置が、仮止めの合わせ位置となります。
続いてシート中央を左右に軽く張って仮止めします。

ここは左右のズレ防止的な意味合いが強いので、画像のように左右1箇所ずつ打っておけばOKです。
これで仮止め完了です。

シワやたるみは残るものの、現時点では画像のように全体的にシート形状に沿ってあればそれでOKです。
大切なのはシート本体に対してシート皮がずれていたり、ななめになっていないか確認することです。

仮止めをキッチリするのが上手く張るコツです。
ずれている場合は針を外して再度仮止めを行いましょう。

OKですか?では本張りに行きましょう!

画像クリックで拡大表示します。

  

参考:タッカー針が刺さり切らない時は・・・
ハンドタッカーは打ち込み力がそこまで強くないため、画像の様にタッカー針が刺さり切らないことがあります。

タッカー針が奥まで刺さり切らないと外れやすいだけでなく、点で生地を押さえるため生地への負担が強くなります。

そういった不具合を避けるため、こちらの方法を参考にタッカー針を奥まで押し込んでください。
小型のソケットレンチを、刺さり切っていないタッカー針にあてがいます。

画像のソケットレンチはKTCの12ミリ用ですが、直径15ミリ前後で段差のないソケットレンチあればOKです。
タッカー針にあてがった状態の小型のソケットレンチを、指で押し込みます。

グリっと転がすように押し込むのがコツです。
タッカー針を歪ませることなくキレイに奥まで押し込めました。

奥まで押し込むと「点」ではなく「線」で生地を押さえるため、生地を傷めにくく安定した固定が可能になります。
スペース的に余裕がある場合は、この方法がおすすめです。


小型ソケットレンチを置けない場合は、タッカー針がゆがみやすい方法ですがマイナスドライバー等でゆっくりと押し込んでください。
押し込み時に針がゆがんでしまった場合は、いったん抜いて打ち直します。

  

step2 シート後部を本張りする
シート後部を本張りします。

仮止めで打った針が邪魔な場合は、いったん外して打ち直します。

シート後部にある縫い目がゆがまないように、左右のバランスにご注意ください。
シート前部の裏側です。

画像のような感じで裏側で生地を寄せながらタッカーを打ち込み、表側のシワやたるみを取っていきます。

シート後部を表から見たところです。

画像の矢印部分、シート皮の縫い合わせからシートのフチまでが約6.5〜7cmになる位置が、張る目安となります。

一部分を強く張ると、この縫い合わせのラインが歪んで不格好に見えますので、なるべくこの縫い合わせがキレイな線を描くようにしてください。
シワやたるみが取れて、シートの後ろ側がスッキリした感じになっていると思います。


画像クリックで拡大表示します。

  

step3 シート後部座面を張る
シート後部座面を左右に張ります。

左右どちらかに引っ張りすぎないようにご注意を。
シート後部座面の裏側です。

画像のような感じで細かくタッカーを打っていきます。

大きなシワやたるみはないと思いますので、強く張る必要はないと思います。
シート後部座面の表側、真横から見たところです。

画像の矢印部分、シート皮の縫い合わせからシートのフチまでが約6〜6.5cmになる位置が、張る目安となります。

一部分を強く張ると、この縫い合わせのラインが歪んで不格好に見えますので、なるべくこの縫い合わせがキレイな線を描くようにしてください。
見た感じの大きな変化はありませんが、シート後部がフィットしてかなりすっきりした形になってきます。


画像クリックで拡大表示します。

  

step4 シート前座面を張る
シート前座面を、左右斜め前方向に張ります。

後ろ側に比べて前側はシート皮のシワやたるみが残っていますので、これらのシワやたるみが撮れるようにやや強めに張っていきます。

前側も後ろ側同様に、左右どちらかに引っ張りすぎないようにご注意ください。
シート前座面部の裏側です。

この前座面部分は、シートベースの形状上タッカーが非常に打ち込みにくいです。
タッカーをそのまま押し当てるとシートのフチギリギリに針が刺さる感じになりますので、しっかりとタッカーを奥まで押し当てて、なるべく奥の方にタッカーを打ち込むようにします。

この矢印で示したダンパーゴムがあると、タッカーに干渉して奥に針を打ち込みにくくなります。
一番最初の「前準備」の工程でこのダンパーゴムを外していない場合は、ここで外してください。
(ダンパーゴムは手でこじって外せます。)
シート前側に残っていたシワやたるみが無くなり、シート前部が整った状態になっているはずです。

お尻を乗せる座面部分がくぼんだスポンジ形状となっていますので、うっすらシート皮がスポンジから浮いた状態になります。
〇印辺りのシート皮が浮いた状態は問題ありませんが、〇印の辺りのシート皮が浮いている場合は張りがゆるい可能性がありますので、少し強く張り直してください。


画像クリックで拡大表示します。

  

step5 シート前部分の本張り
シート前部を本張りします。

仮止めで打った針が邪魔な場合は、いったん外して打ち直します。

シート先端にある縫い目がゆがまないように、左右のバランスにご注意ください

シート前部の裏側です。

仮止めの時同様に、シート先端のフチとシート皮の縫い目が揃うようにタッカーを打っていきます。
縫い目の揃った状態については、次の画像をご参考ください。
シート前側を表から見たところです。

このような感じでシート先端のフチと縫い目が揃っていればOKです。


縫い目がキレイに揃わない場合は、次の工程をお試しください。
※こちらはシート皮の内側の様子をイメージしていただくための参考画像です

シート先端部の縫い目がちぐはぐな感じで揃っていない場合、シート皮の内側で縫いしろ部分の生地が、画像のように一定方向に揃っていない(〇印部分)ことが多いです。

シートの先端部を指でつまんで揉み、シート皮内側でこの縫いしろ部分が一定方向に揃うように調整してやると、縫い目がキレイに揃っていきます。

縫い目がちぐはぐな感じで揃わない場合はこの方法をお試しください。
見た感じはほぼ変わりはないですが、シート前側がしっかり張れたことでかなりシートの形状がハッキリしたと思います。


画像クリックで拡大表示します。

  

step6 バランス調整
シート全体のバランスをみて張り具合を調整します。

曲がって打ったタッカーの針やゆがんだ針を抜いて、きれいに打ち直します。

余分なシート皮を切り取ります。

外していたシートステー、ダンパーゴムを取り付けます。
シート皮を切り取った際に縫い合わせ部分から縫製がほつれてこないように、画像のように縫い合わせのある部分にタッカーを2重に打っておきます。

前側はタッカーが入りづらく打ち込みにくいので、ここはじっくりと作業してださい。
カッター等で余分なシート皮を切り取ります。

オルファ社「特選黒刃」のような切れ味の良いカッター刃であれば、刃を当てて軽い力でスーッと切っていくことが可能です。

※カッター使用時はくれぐれもケガにご注意ください。

外していたシートステーとダンパーゴムを取り付けた状態です。

ダンパーゴムが入りにくいときは、突起部にラバーグリス等を塗って滑りを良くしてやると入りやすいかと思います。

  

step7 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

シート前側に一部タッカーが打ちにくい箇所はありますが、比較的張り替えしやすいシートです。
シート形状に合わせたシート皮ですので、グイグイ引っ張らなくてもこの通りちゃんと仕上がります。


クリックで拡大します。

前後とも座面は少し緩いかな、くらいでちょうどいいです。
車体に取り付けた際にタンクと干渉してたるみが出る場合は、Step4の作業に戻り少し強めの張り具合でやり直せばOKです。

縫い合わせの線が傾いていたり歪んでいるとキレイに見えませんので、左右のバランスにはご注意ください。
そのバランスにさえ注意すれば、難しいところはほとんどないと思います。

クリックで拡大します。

実際作業されて分かりにくい所がありましたら、掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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