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 CB400F シート張り替え手順

 CB400Fのシート張り替えはシートベースの状態が良いことが前提となります。
 腐食・ツメの欠損が多い場合は張り替えが非常に困難になりますので、お近くの張り替え業者様へ
 ご相談されることを推奨します。

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前準備
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品
シートベルト(
印)、飾り鋲(リベット)、
シートヒンジ(
印)、シートロック(印)

取り外しに必要な工具
10ミリのレンチ、+ドライバー、−ドライバー、
ラジオペンチ、等


シートヒンジ、シートロックは10ミリナットを緩めて取り外します。
シートベルトは+ビスを緩め取り外します。
飾り鋲(リベット)はクリップワッシャを外して抜き取ります。
シートロックはゴムブッシュ内にカラーが入っています。

ゴムブッシュがヘタっていると、カラーが抜け落ち紛失しやすいのでご注意ください。

ちなみにカラーは楕円形ですが、それで正常です。
マイナスドライバー等で、飾り鋲(リベット)からクリップワッシャーをこじって少し浮かし、ラジオペンチ等でつまんで取り外します。

クリップワッシャはキツくはまっているので、非常にはずしにくいです。
特にサビが出ていると、大抵の場合クリップワッシャが破損します。

飾り鋲(リベット)、クリップワッシャは単品での入手が難しい部品ですので、再利用される場合は紛失しないようにご注意ください。

過去にリペアされた事のあるシートでは、飾り鋲(リベット)の固定方法が異なる場合もあります。
これは別車種の画像ですが、作業内容は画像の要領と変わりありません。

シート皮を固定しているツメをマイナスドライバーなどで起こしてシート皮を外していきます。

サビがひどい場合や、何度も閉じ・起こしされているツメはこの時点で折れてしまうことも少なくありません。

これも別車種の画像ですが、鉄板シートベースにはシート皮保護のため、画像の様な樹脂製のモールでふちどりがしてあります。

このモールがないと張ったシート皮がシートベースの端に擦れてすぐに破れてしまいます。

樹脂モールはホームセンターなどで入手できますので、モールが無い、劣化しているなどの場合は必ず取り付け、交換してください。

取り付けたモールは、外れないよう画像のようにマスキングテープなどで固定しておきましょう。

なお市販のモールは透明が多く、黒のモールは少ないようです。(1mで200円前後です。)

  

step1 シート皮を被せる
まず防水ビニールをシートに被せます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。

CB400Fの場合、半分ではギリギリ足りないので片側を残して大きく切り開いて使用します。
シート皮を被せます。

ツメ固定方式のシートは後々のズレ修正が難しいので、いろいろな角度から見て(特に真上)、全体的なズレがないかを確かめます。

大きくずれている場合は、シート皮をいったん外して被せなおした方がいいでしょう。

  

step2 シート前後を張る
シート前2箇所、後ろ2箇所をとめます。

ズレ修正などで後でシート皮を外すことも考慮して、完全にツメを折り曲げてしまわずにおきましょう。
シート前部です。

シート先端とシート皮のパイピングが揃うように、シート皮を張っていきます。(画像印)

左右のズレに注意してください。
シート前部の裏側です。

左右のズレに注意して、画像
印の2箇所のツメでシート皮を張っていきます。
シート後部です。

画像矢印で示している、シート後端からシート皮のパイピングまでの長さが、約10.5cmになる位置でシート皮を張っていきます。

こちらも左右のズレに注意してください。
シート後部の裏側です。

前と同様に、左右のズレに注意して、画像
印の2箇所のツメでシート皮を張っていきます。
箱型のシート形状なので、前後を張っただけでそれなりの形に見えてくると思います。

前後の固定ができた段階で、シート皮が斜めになったりしてないかを確認してください。


画像クリックで拡大表示します。

  

step3 中央左右張り
シート中央部分を左右に張ります。

ここでは左右2箇所ずつの計4箇所をとめます。

ズレ修正などで後でシート皮を外すことも考慮して、完全にツメを折り曲げてしまわずにおきましょう。
シート裏側です。

座面のたるみが取れる程度に、左右のバランスをみながら印2箇所ずつツメに引っ掛けていきます。

ツメの位置は画像を参考にしてください。

画像ではあまり見た感じは変わっていませんが、前後左右をとめたことで、かなりしっかりとシートの形になってきているはずです。

ちょうどベルトの金具が収まるあたりはスポンジが薄くなっているので、多少たるんだ感じは残りますがそれでOKです。


画像クリックで拡大表示します。

  

step4 シート前カドを張る
シート前カドを畳むようにしてとめます。

ここでは左右4箇所ずつの計8箇所をとめます。

ズレ修正などで後でシート皮を外すことも考慮して、完全にツメを折り曲げてしまわずにおきましょう。
シート裏側です。

シート先端とシート皮のパイピングが揃うように、
印4箇所ずつツメに引っ掛けていきます。

左右に比べ角度的に前側はツメの引っかかりが甘くなるので、ツメをしっかり曲げたくなりますが、ここはガマンです。

ツメの位置は画像を参考にしてください。

画像の様にパイピングがシートの先端に揃っていると、仕上がりがキレイに見えます。

あまり強く張らず、パイピングの揃い具合を見て気持ち緩めに張っておくのがポイントです。


画像クリックで拡大表示します。

  

step5 シート後ろカドを張る
シート後ろカドをとめます。

ここでは左右5箇所ずつの計10箇所をとめます。

ズレ修正などで後でシート皮を外すことも考慮して、完全にツメを折り曲げてしまわずにおきましょう。
シート裏側です。

画像は片側5箇所のアップですが、シート皮のパイピングが歪んでしまわないように左右のバランスに注意し、
印5箇所ずつツメに引っ掛けていきます。

ツメの位置は画像を参考にしてください。
シートを後ろから見たところです。

画像の様にパイピングがまっすぐに揃っていると、仕上がりがキレイに見えます。

パイピングがうまく揃いにくい場合は、Step2のときにとめたツメを外して、あらためて張りなおしてやります。
シート後部のたるみが取れて、一気にシートらしくなったかと思います。

パイピングの歪みがあるとキレイに見えませんので、ここはじっくりと作業してください。


画像クリックで拡大表示します。

  

step6 座面を張る
シート座面をとめていきます。

ここでは左右2箇所ずつの計4箇所をとめます。

ズレ修正などで後でシート皮を外すことも考慮して、完全にツメを折り曲げてしまわずにおきましょう。
シート裏側です。

座面のたるみが取れる程度に、左右のバランスをみながら
印2箇所ずつツメに引っ掛けていきます。

ツメの位置は画像を参考にしてください。
これでほぼ完成です。
特に強く張る必要はない場所ですので、程ほどに。

ちょうどベルトの金具が収まるあたりはスポンジが薄くなっているので、多少たるんだ感じは残りますがそれでOKです。

ベルトを取り付けることでそのたるみは気にならなくなります。


画像クリックで拡大表示します。

  

step7 バランス調整
シート全体のバランスをみて張り具合を調整します。

問題なければ、ツメをしっかり折り曲げてシート皮を固定します。

飾り鋲(リベット)13箇所、シートヒンジ、シートロック、ベルトを取り付けます。

余分な防水ビニールを切り取ります。
シートベースにある飾り鋲(リベット)取り付け用の穴位置を探り、飾り鋲(リベット)を通す穴を開けます。

画像のように内側からキリなどで穴を通します。

13箇所全てを同様に行います。

穴をあけたら、飾り鋲(リベット)をシート表側から挿し込み、脚を開いて飾り鋲(リベット)を固定します。
(画像左側の黄色印参考)

このとき、しっかり表側から飾り鋲(リベット)を押し込んで、ガタツキや緩みがないようにします。

しっかり押し込んだ状態で固定できれば、画像の赤印の様に、飾り鋲(リベット)が食い込んだ状態になります。

他の箇所も同様の方法で、飾り鋲(リベット)を固定していきます。
ベルト取り付け様の穴をあけてやります。

飾り鋲(リベット)の時の様にキリなどで穴をあけても良いですが、画像の様に皮ポンチ(直径5または6ミリ)でグリグリが簡単&確実です。

ベルトを取り付けます。

シートロックを取り付けます。

シートロックの取り付け方向は、画像矢印で示した切り欠きが、シート後方を向くようにします。

180度逆向きにも付いてしますので注意してください。

カラーやワッシャの入れ忘れにもご注意を!
シートヒンジを取り付けます。

画像にはございませんが、赤線の形状を参考に取り付けます。
飾り鋲(リベット)の形状と固定方式について

シート皮付属の飾り鋲(リベット)は直径は純正と同じ12ミリですが、ラウンドがきつく純正の飾り鋲(リベット)とは形状が異なります。

固定方式もクリップワッシャ止めではなく、脚割り式です。


より純正に近い形状・質感のものを希望されます場合は、デイトナから販売中の「リベットセット」のご使用をおすすめいたします。

  

step8 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

ベーシックな箱型のシート形状ですので、ズレが無いようにだけ気をつければ難しいところはありません。

何度もとめたり外したりを繰り返しますと、ツメ、シート皮ともにへたってきますのでお気をつけください。


クリックで拡大します。
後ろからです。

パイピングのズレや歪みがあると、仕上がりがキレイに見えませんのでStep4、Step5はじっくり作業してください。


クリックで拡大します。


実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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